逃げたい気持ちを心の筋肉痛に変えてみる

予想通り9月があっという間に過ぎてしまって、今年もあと3ヶ月と気づいてびっくりしているYukaです。9月と10月はTechtember, Techtoberと呼ばれるほど、テック企業の新製品発表・発売が多く、私も1年の中で最も忙しくワクワクする時期です。

私たちは日々、様々な状況で気が散る瞬間に直面します。仕事をしているときにSNSをチラ見してしまったり、子供と一緒に時間を過ごしたいのについ仕事のことを考えてしまったり、家族の話を聞こうとしてるのにテレビの音を聞いてしまったり…。どの場面でも集中が途切れることはあります。この「気が散る」状態をいかにコントロールできるかが、後悔のない生き方の秘訣だと言っているポッドキャストを最近聞いたので、今月はそんな話をしたいです。

気が散っている状態の反対は、自分が集中する先をコントロールできている状態です。「どんなにお金持ちの人でも時間の速さは同じ」というようなことがよく言われますが、更に突き詰めると、誰もにとって平等に流れていってしまう時間を使って、何に意識を集中させるか、もかなり大事なのではないでしょうか。

気が散る原因には、内的な要因と外的な要因があります。外的な要因は、例えば周囲の騒音や物理的な環境ですが、これらは比較的簡単に解決することができます。静かな場所を選んだり、スマホの通知を切ったり、散らかったデスクを整理したり、といった対策が考えられます。しかし、内的な要因、つまり自分の心の中で起こる気の散り方は少し厄介です。多くの場合、私たちは「痛み」や「居心地の悪さ」から逃れようとするために集中力を失います。特に難しいタスクを行おうとしたときに「ちょっと一瞬SNS見ちゃおう」「ちょっとコーヒーを淹れてこよう」「先にこのメールに返信しよう」と、少しずつ後回しにして、ズルズルと手につけられない経験はありませんか？私はめちゃくちゃあります！っていうかほぼ毎日繰り返しているような…w 事務処理的な作業が苦手なので、そういうタスクを後回しにしてしまったり、このニュースレターのこのコラムは、書くこと自体は好きだけど、なかなか集中できないとだらだらと何日もかかってしまったりします。なぜ難しいタスクを避けたくなってしまうかというと、本能的に嫌な気持ちを避けたくなってしまうからです。上手くできなかったときの落胆や、思い通りに進まないときの焦燥感を味わうことは、誰だって嫌ですよね。

ポッドキャストでこれに役立つと言っていたのは「10分ルール」という方法です。気が散ることへの衝動、例えば「インスタを見たい！」に対して即座に反応することは我慢して、その代わり10分後にその気の散る行動に取り組むことを許可するというものです。このルールは、気を散らすことを全て禁止するのではなく、小さな選択の自由を与え、「10分我慢する」という行動と決断に対するコントロール力を持っていることを思い出させてくれます。1日中ずっと衝動を我慢し続けるのは辛いし、あまり現実的ではないけど、10分だけ我慢してみることだったらできるかもしれないですよね。ユカスタでやっているもくもく会も、そんな衝動を抑えるのに少し役立つかもしれません。もくもく会では、ポモドーロタイマーという方法を使って、25分集中・5分休憩を繰り返すのですが、集中すべき25分の間だけは集中を守るぞ！と自分と約束してみたり、他のメンバーを一緒にやっているときは、他の人も集中しているから自分も頑張ろうと、いい意味でのプレッシャーも感じられます。

もう一つ役立つのは、逃げたくなるくらい苦痛を伴うタスク＝成長できるチャンスだと認識を書き換えることです。筋トレをしたあと、全く筋肉痛にならないときより、少し筋肉痛を感じた方が「頑張ってよかったな！」と思えませんか？次の日ちょっと筋肉痛になっているのが勲章になるように、難しいタスク中に不快な気分になっても、不快な気持ちを筋肉痛と思って、頑張っている自分を褒めてあげたいです。ということで、苦手な請求書制作してきます…！w

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Podcast by Yuka Studio

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